企業一覧・取組事例

令和5年度東京都スポーツ推進モデル企業

公益財団法人明治安田厚生事業団 実践

所在地:新宿区|業種:学術研究・専門技術サービス業|従業員数:24名 (令和6年3月現在)

公益財団法人明治安田厚生事業団

オリジナリティあふれる工夫で、身体を動かす習慣を

避難経路の確認を兼ねたウォーキングの実施

高層ビルに引っ越したことで、防災に対する意識が高まったことを機に、令和4年度から避難経路の確認を兼ねてウォーキングをする取組を始めた。

いざという時に備え、日常生活における防災意識の構築を図るため、月1回のペースで継続的に実施している。

オフィスのある30階から20階への昇降など、事前に防災担当がコースを考え実施。屋外の避難経路の学習も視野に入れている。メンバーの体力増進につながるとともに、ビルの構造や周辺の地図の理解にもつながっている。

力を入れた取組

トレーニングやウォーキングをしながらのミーティング

座りすぎ防止や、気分転換にもなるミーティングのスタイルとして、トレーニングやウォーキング、スタンディング、ストレッチをしながらのミーティングを実施している。

和やかな雰囲気で議論ができ、新たなアイデアがひらめくこともある。

1時間ごとにさいころをふって運動を実施

1時間ごとにさいころをふって、出た目で指示されたお題に沿って運動を実施。日常的に身体を動かし、社内の親睦を深めることを目的に行っている。たとえば、「スクワット30回」「エア縄跳び80回」などの指示がある。

いつでも、どこでも、だれでもでき、楽しみながら続けられ、仲間の体調の変化や気分の落ち込みに気づいた際も、声掛けできる機会ともなっている。運動すると、転倒予防、猫背解消、気分転換になるとの意見が従業員から聞かれた。

その他の取組

社内イベントの実施

職員の交流を目的とした社内イベントとして、年1回実施。参加メニューは、登山、ハイキング、ケーブルカー利用を選択できるので、体力に自信がない人や子ども連れ、妊娠中でも無理なく参加できる。

参加者の7割以上が「良かった」と回答。職員同士の交流とスポーツの実施が同時に達成できた。

職場環境を生かしたスポーツの取組で、従業員の健康づくり

事業所は都心の高層ビル内と、郊外の広大なスポーツ施設の敷地内にあります。年度始めにそれぞれの特性を生かした取組を考え、実践しています。

忙しい働き盛り世代の日常生活の中で、時間を作ってスポーツに取り組むことは容易ではありませんが、職場の仲間と声を掛け合って取り組むことで、楽しく継続できます。今回、活動の取りまとめを行うことで、スポーツ実施への意識づけがされ、私自身の運動不足解消につながりました。当初は筋肉痛で職場の階段の上り下りが大変でしたが、今では軽々と駆け上がれるようになったことが、密かな自慢です。

(保健師:大西 真衣)