[ジョギングで血管をしなやかに]
自分自身を実験材料にして久しい。
≪健康おススメ情報≫ に盛り込んでみなさまに報告しています。
- 運動を続けるための試み
- 《振り子くん》trial report No.1
- 《振り子くん》trial report No.2
- 《振り子くん》trial report No.3
- 《振り子くん》trial report Last Chapter
【運動】は健康維持・増進に有効な手段。少子高齢化に伴う社会保険制度の限界等々の危機感から、国や自治体,企業など各団体も参加した健康への施策を実行しています。
【健康わくわくサイト】を運営している株式会社SOilyは、TOKYOスポーツ推進企業の一員として有酸素運動(ジョギング)に着目しています。
健康マスターExpert 普及認定講師としましてひとこと。
有酸素運動によってNO(一酸化窒素)が産生されて・・・、
- 血管を拡げる。
- 血管の傷を修復してくれる。
- 血栓ができるのを防いでくれる。等の働きがあります。(*1)
では、実生活に於ける私の血管は、現状どんな状態なのか?運動と関係があるのか?そんな問い掛けが頭を過りました。
そこで今回は運動と血管年齢について、市民レベルにおける実験結果をご披露したいと思います。
【参考】
(*1)健検公式テキスト増補改訂版 有酸素性運動の強力パワー
1,はじめに
血管年齢は血管の老化度を表わす。
普通に考えてみても、血管年齢が実年齢より高ければ気になるもの。
何歳も高い場合は、何らかの生活習慣病を患っている可能性があるとか、さらに、20歳以上も高いとなれば、心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤などを患う危険性が増すのではないか・・・。と思ってしまうかも知れません。(*2)
三大運動(有酸素運動,筋トレ,柔軟運動)を目的に応じて選ぶことはたいせつです。
さらに継続しなければ効果が期待できません。
ウィークエンドジョガーとして、健康維持・増進に役立つ有酸素運動が習慣化しているとはいえ、実年齢より若い血管年齢が保たれているのか?日常における状態に気を留めていませんでした。
そこで一般のレベルを基本に、日常生活とジョギング後の血管年齢の変化を調べてみることにした。
【参考】
(*2)日本心臓財団,トーアエイヨー株式会社発行 「血管年齢を意識する」
2,検証方法
- 身体活動計を装着して日頃の生活活動量をチェック
- 血管年齢は毎朝起床時、左中指と人差し指に簡易型血管年齢測定器を交互に装着。
- 血管の硬さは器質的な要因の他に、非器質的な自律神経のバランス(呼吸)に影響される場合がある。そこで息継ぎの深さや長さをできるだけ安定させて、合計5回の平均値(In)を採用。
- 血管年齢(In) − 実年齢(Act)を算出してグラフ化した。
3,結果と気付いたこと
・運動量;METs
※ 実年齢と血管年齢に差が無ければ「0歳」とする。(ブルーライン)
- ジョギング(主に8METs以上)は血管年齢の若返りに効果的。(➡)
- ジョギングしなくても4METs以下の運動を2~3EXする事も効果的。(➡)
- ジョギング当日朝(★)と、Joggingの数日後(★)に血管年齢が高くなる。
- 運動負荷が極度に減っても高くなる。(➡)
4,考察と新しい課題
Ⅰ,Joggingした翌朝の血管年齢が低くなることから、有酸素運動は血管のしなやかにし
てくれる効果に期待できるようだ。
Ⅱ,ジョギング回数を増やすと血管を若く保つ効果が持続するのか?
※ 1週間のジョギング回数を増やしてみること。
【またまた自らを実験台に乗せてみたレポート(Part 1)】