企業紹介
1964年の創業から60年以上の歴史を有する、わらべや日洋ホールディングス。国内最大手コンビニエンスストアの店頭を彩るお弁当やおにぎり、お惣菜などの、食材調査・調達から開発、そして製造から配送までをワンストップで手がける国内最大規模の中食ベンダーです。現在は米国にも工場・拠点を拡大し、世界に美味しさを届けています。
活動紹介
わらべや日洋ホールディングスは、お客様の健康で豊かな食生活に貢献するため、社員の健康管理意識向上と、生活習慣の見直しを促す活動を推進しています。特に近年では、社員が独自の健康宣言を行う『のりまきチャレンジ』や、個人やチームで歩数を競い合う『わらべやウォーク』といった健康推進に向けた企画を展開。またアスリートや地域のスポーツ支援にも力を入れています。
今回は、わらべや日洋ホールディングスのさまざまな取組についてお話を伺いました。

お話を伺った(左から)林美紀さん、山田はなさん、越野満砂子さん
オリジナリティあふれる『のりまきチャレンジ』
「おいしい食を届ける企業ですので、社員の健康や安全には長く取り組んでいます」
そう話すのは、サステナビリティ推進部長の越野満砂子さん。業務内に限らず、一人ひとりが自分の身体に向き合い、楽しく健康の維持・増進を図ることができる企画として、2019年に『のりまきチャレンジ』をスタートさせました。

『のりまきチャレンジ』の目標記入用紙。サブタイトルの「NO more RIght thing than MAKIng you healthy!」でも、「のりまき」を表現
「毎年5月に、自分の目標を設定した健康宣言を行います。その際、当社の主力製品の一つである“おにぎり”をモチーフにした用紙に、それぞれの目標を記入します。『毎週○万歩以上歩く!』『○kg減量!』など、いろいろな目標が設定されます。期限の10ヶ月後に達成できた場合には海苔の部分を黒く塗っておにぎりが完成するという企画です。未達成の場合は“への字”を描いて、悲しい顔が完成してしまいます」
社員全員が参加するこの企画。最初は何を書いていいか戸惑う声も多かったものの、回を重ねるごとに「目標設定がより高くなったり、自分自身により明確に合わせたものになったりと、一人ひとりの健康意識が向上していると実感しています」と越野さん。

サステナビリティ推進部長の越野満砂子さん
日常的に健康への意識をもたらす『わらべやウォーク』
また労災防止に加え、健康経営にも注力するようシフトしていくなかで、『のりまきチャレンジ』に続き2023年にスタートしたのが『わらべやウォーク』です。労働安全推進部次長の林美紀さんは取組について、このように説明してくださいました。
「歩数計アプリを使用して、個人戦やチーム戦で歩数を競う取組です。何か大きな目標を立てるのではなく、日常の中で健康を意識して楽しく参加できる企画として考案しました。ゲーム性を持たせることで、管理部門、製造部門ともに盛り上がりを見せています。部門を超えて交流する機会も増え、とても楽しんでもらっているようです」

わらべやウォークのロゴマーク
勝敗にこだわることはもちろん、1位から3位までの入賞者にはクオカードなどの記念品が贈られることもあり、参加者のモチベーションも高まっているそう。
また『わらべやウォーク』は身体を動かす良さだけでなく、コミュニケーションの活性化にも大切な役割を果たしていると林さんは話します。
「社員同士で『どのくらい歩いた?』とか、『週末にどこどこまで歩いたよ』などと、会話のきっかけにもなっています。プライベートな話題が難しい昨今の風潮がありますが、職場で話す共通トピックスとしてとても効果的だと感じています。仕事場の風通しや、社員の心身の両面に、いろいろな好影響があると感じています」

労働安全推進部次長の林美紀さん
アスリート支援と、スポーツを通じた地域貢献
わらべや日洋ホールディングスでは、2017年に陸上部を立ち上げアスリートへの支援を具体的にスタートしました。現在は陸上部に3名が所属し、それぞれが社員として業務も担っています。陸上部の立ち上げから関わっている、アスリート社員第一号の山田はなさんにお話を伺いました。
「私は総務部に所属して、オフィスワークと、選手としての練習の日々を送っています。各拠点の社員さんとやりとりも多く、皆さんに応援してもらい、すごく励みになっています。『活躍を見て元気をもらっているよ』とお声がけいただくことも多くて、仕事と競技が両立しやすい環境に感謝しています。現在は陸上部のほか、女子プロゴルファー3名ともスポンサーシップ契約を締結しており、社員の皆さんと一緒になって勝利に向かい、日々練習に励んでいます」
山田さんをはじめ所属するアスリートが活躍すると、「ふだん表舞台で目にすることが少ない”わらべや日洋”の社名が、メディアで紹介されるのがとても誇らしいと職場のみんなで話しています」と越野さん。
そんな理想的な環境で活動する山田さんは、業務や競技だけでなく、子どもたちに向けた『陸上教室』で講師も務めています。
「グループ社員のお子さんや、当社が協賛する学童野球大会『わらべやカップ』の子どもたちなどに、速く走るフォームやコツなどのノウハウを教えています。皆さんにとても喜んでいただけて、私にとっても嬉しい取組になっています」

総務部厚生課主任で陸上部所属の山田はなさんは、日本陸上選手権大会 での優勝戦績のある女子800m走の選手
学童野球大会『わらべやカップ』を手がける越野さんに、その内容について教えていただきました。

『わらべやカップ』の様子。横断幕や優勝カップなどを提供している
「地域からの要望もあり、東京工場のある武蔵村山市で少年野球の大会『わらべやカップ』を2023年に立ち上げました。試合会場を彩る横断幕をはじめ優勝旗やカップ、メダルなどを提供し選手たちに喜んでいただいています。優勝賞品としてお米を贈呈した時には、保護者の方々にも非常に好評でした。
また社員も応援に駆け付け、子どもたちや大会関係者ととても良い交流となったと思います。また、地域の複数チームのお子さんと保護者の方をプロ野球観戦に招待してチーム間の交流を促進するなどして、地域社会への貢献にさまざまな形で取り組んでいます。」

少年野球チームを招待したプロ野球観戦の様子
“健康”だけでなく“つながり”も促進する取組
わらべや日洋ホールディングスでは、誰もが楽しく参加できる『のりまきチャレンジ』や『わらべやウォーク』のほか、アスリート社員の応援や地域スポーツの支援など、健康やスポーツを切り口にした様々な活動が展開されています。こうした活動は今後さらに拡大し、社内外のたくさんの“つながり”を生みだしていきます。