企業紹介
オフィスビルや商業施設などの「建物総合管理事業」、道路や河川をはじめとしたインフラの「道路総合管理事業」を軸に、介護やウェルネス、フードや物販など多角的な事業を推進しています。近年では海外進出に加え、外国人技能実習生の受け入れも積極的に推進し、技術やノウハウの伝承にも注力しています。

活動紹介
『「つながり」から生まれる『新しい価値』の創出』という想いを大切にする株式会社ケイミックス。1953年の創業から現在では従業員数2,000名を超え、さらにケイミックスホールディングスグループでは従業員数3,500名を超えるまでに拡大しました。近年では海外からの技能実習生も増えているそう。
今回は、技能実習生をはじめとした社内の交流活性化に、スポーツが大きな役割を果たしているとのことで、そのきっかけと活動内容についてお話を伺いました。
新来日した技能実習生の研修にモルックを採り入れる
毎年数多くの技能実習生を迎えるケイミックスでは、来日した一人ひとりがスムーズに日本での暮らしや仕事に馴染めるよう、さまざまな工夫を凝らしています。来日すると一ヶ月の研修を用意しているそうですが、その取組についてビル事業本部の西宮潤さんに話を伺いました。
「2015年より外国人技能実習生の受け入れがスタートしました。現在は21期生を数え、2025年度には16名の実習生を受け入れました。ケイミックス単体で70名ほど、グループ全体では100名ほどの実習生が在籍しています」

ケイミックスで活躍する外国人技能実習生の皆さん
「技能実習生の皆さんは、来日してすぐに1ヶ月ほど研修があります。日本での生活に関するサポートのほか、語学や業務に関するレクチャーなど、まずは慣れていただくための施策を実施しています」
その研修の中の一日をあるスポーツに当てているそう。
「座学ばかりでは面白くないですし、交流を深める意味で一ヶ月の研修の内の半日を、皆でモルックをする時間にしているのです。これは事業総括部内のアイデアで始まった取組なのですが、とても効果がありました」

ビル事業本部 事業総括部 業務推進 清掃管理課 係長の西宮潤さん
モルックを通じて楽しみながら交流を深める
元々モルックをケイミックスに広めた人事部部長の佐藤裕佳子さんは、そのきっかけをこのように振り返ります。
「会社として新たな事業やブランドを考える『みらいプロジェクト』が発足しメンバーとして参画していた際に、ちょうどフィットネス事業を手掛ける会社がグループ会社に加わったタイミングでした。そのネットワークを活用して自分自身が興味を持っていたモルックを広め、いつかは『ケイミックス杯』を開催したいというアイデアが生まれました。最終的には経営層への提案には至りませんでしたが、モルックだけが生き残り、周囲のメンバーから徐々に興味が広がって、まずは有志でモルックを実際にやってみようという話になって活動を開始したのです」
興味を持った有志が集まり、会社近くの日比谷公園の一角でモルックをプレイしたそう。

管理本部 人事部 部長の佐藤裕佳子さん
北欧フィンランド発祥のモルックは、子供からシニアまで幅広い世代で楽しめるスポーツ。「モルック」と呼ばれる棒状の木を投げて、並べられた木製のピン(スキットル)を倒して得点を獲得し、先にぴったり50点を得点したチームが勝ちという分かりやすいルールに加え、用具の少なさやある程度のスペースで実施できる手軽さもあり、現在では世界中で親しまれています。
「モルックは、ピンを倒すところはボーリングに似ていて、戦略的に競うところはカーリングやビリヤードにも似た競技です。
実際にやってみようと道具一式を用意しまして、仕事帰りに日比谷公園に行って10名ほどでモルックにチャレンジしました。
これが本当に楽しくて、またふだんの仕事着のままできる手軽さもあって、そこからさまざまな事業部のメンバーも参加して定期的に集まるようになり、大会を目指すまでに盛り上がりました」



「ケイミックス内のモルックチームは『MIMOLETTE』と名付けられまして、当社の若手メンバーがシンボルマークをデザインして、さらに団結力が深まっています」と佐藤さんは話します。

ケイミックスのモルックチーム『MIMOLETTE』
研修にモルックを取り入れて大盛り上がり!
社内で盛り上がりを見せるモルックは、海外から来日した技能実習生の研修の一環にも採り入れられるようになりました。出身地のベトナムから留学で来日し、2024年にケイミックスに入社したシンさんも、研修でモルックを体験しました。
「ルールを理解するとすぐにプレイできて、とても楽しくて、また皆さんとの交流を深めるきっかけにもなって嬉しかった想い出があります。
私は現在、新たに来日する実習生の通訳や生活サポート、通訳を担っているのですが、研修でモルックを実施すると、誰もが笑顔で喜んでいるのが印象的です。とても素敵な交流になっています」

ビル事業本部 事業総括部 業務推進 清掃管理課 レー・ティ・シンさん
佐藤さんも、そういった効果を実感していると話します。
「会社からモルック会場となる日比谷公園まで、東京案内などもしながら実習生の皆さんと一緒に歩いて行くんです。それで数時間モルックを楽しむのですが、皆さん緊張感がとけて笑顔で楽しんでいます」


社内で盛り上がりを見せるモルックですが、佐藤さんは新たな仕掛けも始めたといいます。
「誰もが取り組みやすい競技であるところが、モルックの魅力です。大胆に攻めたり、繊細に考えたり、いろんな個性が自由に発揮されて、それがとても良いコミュニケーションにつながるのです。
最近は研修担当の提案があり、新入社員研修でもモルックを採り入れています。世代や役職を超えた交流はとても貴重です。もっともっとモルックを広げて、交流を深めるきっかけにしていきたいと考えています」
日本vsベトナムチームでフットサル大会を開催
スポーツを通じた社内交流は、さらに活発化しています。2023年にスタートし、毎年一回開催するフットサル大会について、西宮さんはこのように話します。
「実習生をはじめとする外国人従業員が気軽に楽しめるイベントとして、何か広げようと始まったのがフットサル大会でした。ベトナムの方はサッカー経験者が多く、休日に集まってサッカーをしていることを知って、それならば会社として皆で楽しもうという方針になったのです」
シンさんも、ベトナムチームの応援に駆けつけているそう。
「ベトナムチームはすごく熱気に溢れていて、しかも強いです(笑)。女性陣もいつも応援しに行っています。ふだん仕事の現場では顔を合わせないメンバーもいるので、ネットワークが広がるのは嬉しいですし、またゲームや応援を通して仲間として親しくなれることも本当に良いことだと実感しています」


ゲーム終了後には、食事やカラオケなどでさらに交流を深めるそう。このような一日を、西宮さんはこう評価します。
「私も実際に試合に出ているので分かるのですが、一緒にスポーツで汗を流してお互いを褒めたり笑い合ったりすると、すごく相手を理解できますし、良いコミュニケーションになります。後日、職場やいろいろな現場で会うと、笑顔で挨拶ができるようになるのもポイントですね。
食事会やカラオケももちろん良いのですが、スポーツを通しての交流は働きやすい環境づくりにも本当に有効だと思います」
現在はモルックとフットサルが主な取組ですが、今後はさらに拡大していきたいと佐藤さんは締めくくってくださいました。
「社員が企画するサークル活動やイベントなど、会社として支援する姿勢が整っています。スポーツや運動を通じて、さらに活発な交流を実現していきたいですね」



